「なんで自分だけこんなに大変な思いをしないといけないの」

「自分の人生って他人からみてハードモードなんだろうか」

「人生ハードモードから抜け出してイージーモードにしたい」

この記事を読んでいる人は、生まれた環境やどうしようもできない出来事で苦しんできた「人生ハードモード」な人が多いのではないでしょうか。

実は人生ハードモードになりやすい人には共通点があり、原因や特徴を把握して対処することで人生をイージーモードに変えていけます。

そこでこの記事では、人生ハードモードになる原因と抜け出す方法まで徹底解説します。

この記事を最後まで読んで、新しい人生への一歩を踏み出してください。

人生ハードモードとは困難が多い人生のこと

人生において望みを叶えるための難易度が高くなり、厳しく困難な状況が多いことを人生ハードモードといいます。

人生ハードモードは、RPGゲームなどに設定されている、イージー（簡単）・ノーマル（普通）・ハード（難しい）という難易度から生まれた言葉です。

ゲームの難易度に人生を照らし合わせて、何らかの事情や大きな失敗などにより、人生が上手くいかないことを人生ハードモードと表しています。

人生ハードモード診断【男女50人にアンケートを実施】

「自分の人生は本当にハードモードなのかな」

「勝手に大きな問題にしているだけかも」

と、客観的に自分が人生がハードモードなのか判断するのは難しいでしょう。

そこで筆者独自に男女50人に「人生ハードモードだと感じた出来事」についてアンケートを実施。

たくさんの意見があった中で、10個厳選して人生がハードモードだと感じた出来事を紹介します。

自分と同じ境遇の人がいるかどうか確認してみてください。

男性のコメント

大学受験に2度失敗して、周りの友人が合格して大学生活を満喫しているときにまた自分は受験勉強かと思ったとき。（48歳）

大学を希望したが近隣に大学はなく、遠方に行くことでしか進学出来ない為、学費に加えて家賃などの別費用がかかることがわかり、家の経済的理由から諦める事になったとき。（43歳）

毎日朝から深夜まで働いても余裕で生活できるぐらいの給料をもらえていないとき（34歳）

社会人になれば学生の頃よりも小遣いが増えて好きなものがたくさん買えると期待ばかりしていました。しかしいざなってみると固定の支払いがあったり家賃などの生活費で持っていかれ、思ったような贅沢は出来ません。この時にはハードだと思いました。（33歳）

父親を亡くし、母親は認知症で介護施設で生活しており、私自身は離婚して子供もいません。老いた時に生活出来るだけの貯えもない為、死ぬまでハードモードだと感じています。（45歳）

女性のコメント

子どもが小さいときも時短で、ずっと仕事を続け、細々と正社員をしてきました。子どもたちの手が離れ、本格的に仕事に邁進していこうとした矢先に癌が発覚しました。頑張っても、思うようにはいかないものだとつくづく落ち込みました。（56歳）

転職活動を続けているが、自分が希望としている職種に就けず働いていない期間が長くなってるときに自分の人生はハードモードになると感じた。（25歳）

新卒で就職した企業がシフト制で希望休を貰えず、この会社に就職したということは仕事に生きると同意したと認識しているのでプライベートは捨てて会社のために生きて下さい。と言われたこと。シフトも断りなく勝手に変わることもよくあったし、仕事のために生きるほどの給料も貰えず少ない手取りなのにこのままプライベートなく生きていくなんて出来ないなと思いました。（30歳）

25歳になると周りの友達は結婚して子供ができて、中には家を建てる人や車を買う人など、第二の人生を歩んでる人が増えてきましたが、私は結婚もできてないし、そもそも恋人すらおらず、人生ハードモードだと感じてます。（25歳）

3年前、息子が市内で初めてのコロナ感染者となり、同時期に主人が勝手に転職を決めてきた。しかし当時は濃厚接触者の家族含め3週間ほどの隔離生活。また転職先はコロナによる不況で赤字となり転職話が白紙になった。周りからの冷たい視線とこの先の収入源を絶たれて人生終わったと思った。（37歳）

他にも良い大学に行ったにもかかわらず、就職氷河期のため仕事に就けなかったという声もありました。

理不尽なことを言われたり、自分では手のうちようがない出来事が起こったときに、人生ハードモードだと感じる人が多いようです。

人生ハードモードになりやすい人の特徴5選

人生ハードモードになりやすい人の特徴には共通点があります。

• 完璧主義な人
• 見た目に自信がない人
• 感情の制御ができない人
• コミュニケーション能力が低い人
• 他責思考の人

自分が当てはまっていないかチェックしてみてください。

1.完璧主義な人

完璧主義な人は、人生ハードモードになりやすいです。

勉強、スポーツ、恋愛など、どれにしても理想が高く結果に満足できない傾向にあります。

取り組みに対する基準値が高いので、周囲から褒められることも多いです。しかし理想が高すぎて「これでは納得できない」「もっと上を目指さないと」と、自分を追い込んでしまいます。

自分の中で妥協点を見つけないと、理想と現実のギャップに一生苦しむことになり、人生ハードモードになりやすいでしょう。

2.見た目に自信がない人

見た目に自信がない人も、人生ハードモードになりやすいです。顔やスタイルに自信がないからと、人とのコミュニケーションを避けてしまいがちです。

学生時代にバカにされた身体的特徴を、生涯引きずってしまうことも少なくありません。

筆者も学生時代にブスと言われ続けて「ブスな自分と仲良くしたい人なんかいない」と、人と接するのが嫌になった経験があります。

見た目に自信がないと、人と積極的に関わることを避けて独りになってしまうため、人生ハードモードになりやすいです。

3.感情の制御ができない人

感情の制御ができない人は、自分の感情の思うままに行動してしまうため、人から「付き合いにくい人」だと避けられてしまいます。

任されている役割を気分が乗らないからしない、イライラして人にあたってしまうなど、周囲からの評価が下がり、関わりたくないと思われてしまうでしょう。

助けてくれる人がいなくなり、人生ハードモードになりやすいです。

4.コミュニケーション能力が低い人

コミュニケーションを取るのが苦手な人は、初対面の人と上手く話せなかったり、自分の意見を上手く伝えることができず、ストレスを抱えがちです。

能力は高いのにコミュニケーションが苦手というだけで、正当な評価が得られないこともあります。

仕事でも恋愛でも重要なスキルであるコミュニケーション能力が低い人は、人生ハードモードになりやすいです。

5.他責思考の人

他責思考とは、何か物事が起きた際に、自分以外の周りに問題があるという考え方。

仕事で例えると、自分の給料が上がらないのは、景気のせい、上司のせい、会社のせいなど自分以外に責任があると考えます。

すべて自分以外のせいにしてしまうと、努力すること、新しいことに挑戦することを辞めてしまうので、成長しません。

他責思考の人は現状維持でなにも変わらないため、人生ハードモードになりやすいでしょう。

人生ハードモードになる5つの原因

ここでは人生ハードモードになる原因を5つ紹介します。

今よりも楽な人生を送りたい人は、まず原因を知ることが重要です。

自分が人生ハードモードにしている原因を作っていないか確認してみてください。

1.家庭環境に恵まれない

人生ハードモードになる原因として、家庭環境に恵まれないことが挙げられます。

以下のような家庭環境は、人生ハードモードの原因になるでしょう。

• 放任主義
• 家庭内暴力
• 両親がギャンブル好き
• 片親や両親がいない
• 家庭の貧困

こういった環境で育つと、子どもの頃に育まれるはずのさまざまな感情が上手く表現できず、精神的に不安定になることで、社会に出ても上手くいきません。

また家庭が貧困だと進学も満足にできず、夢を断念せざる負えなくなります。近年では親ガチャ（生まれてくる子供は親を選べないことを、スマホゲームのガチャに例えた表現）ともいわれているように、子どもは生まれてくる環境を選べません。

自分ではどうにもならない環境に置かれてしまうと、人生がハードモードになってしまいます。

2.借金がある

借金が原因で人生ハードモードになる人は非常に多いです。

総務省が発表している日本における自己破産件数は、2021年で73,457件にも及びます。

参考：最高裁判所事務総局

約7万人の人が借金を返すことができず、裁判所で手続きをしている状況です。

借金があるとお金を返すためだけに労働しなければならないため、精神的に追い込まれていきます。

自由な時間がなくなり、働くためだけの人生になってしまうので、先の人生に希望を持てません。

返せないほどの借金がある場合、人生ハードモードになる運命からは逃れられないでしょう。

3.依存症になっている

ギャンブルやお酒、ゲームなど何かしらの依存性になっていることも、人生をハードモードにさせる原因の１つです。

ギャンブルに依存した人が多額の借金を抱えてしまう話はわたしの周りでもよく耳にします。酒に溺れて感情のコントロールができなくなり、暴力を振るったり、周囲に迷惑をかける人は少なくありません。

近年ではスマホゲームに依存してしまい、課金をしすぎて多額の請求がきたという話もありました。

参考：「孤独感」からハマる人が増えている――コロナ禍で変化するギャンブル依存症の現状

何かに依存していてやめることができない状態は、人生をハードモードにしているといえるでしょう。

4.容姿が整っていない

容姿が整っていないことも人生ハードモードにしている原因といえます。

特に仕事や恋愛では容姿は非常に重要です。顔やスタイル、服装が整っていないと、相手に悪い印象を与えてしまいます。

人は中身が大事と言われますが、自分の印象を左右するのは第一印象です。

容姿に自信がないからといって、服や靴、髪の毛など見た目を磨く努力をしないことは、人生ハードモードになってしまう原因です。

5.人目を気にしすぎる

周囲の目が気になると、自分がどのように思われているかが気になって、思い通りの行動が取れなくなります。

常に周りが気になって、言いたいことやしたいことができない環境は、ストレスを感じて生きづらいです。

人目を気にしすぎる生活を送っていると、気づかぬうちに人生がハードモードになっているかもしれません。

人生ハードモードを抜け出すための3つのポイント

誰しも好きでハードモードな人生を送っているわけではありません。

仕方がないと割り切りながらも、抜け出したいという気持ちはあるはずです。

ここからは、人生ハードモードを抜け出す方法を紹介します。これからの人生を変えていくために、必ずチェックしておきましょう。

1.環境を変える

今いる環境から抜け出すことで、人生ハードモードから脱却できます。

家庭環境に恵まれなかったり、職場でいじめを受けていたりと、ハードモードになる原因の中に必ず環境が関わってきます。

現在の時間の使い方、住んでいる場所、人間関係を整理して、自分の置かれている状況を見直しましょう。

新しい環境に飛び込んでいくことは、人生を好転させるきっかけになるはずです。

2.新たなスキルを身につける

新たなスキルを身につけることで、人生ハードモードから抜け出せるでしょう。

勉強して資格を取ったり、英語などの語学を学んでスキルを身につければ、就職が有利になり、仕事の幅も広がります。

コミュニケーションが苦手な人でも、プログラミングや、動画編集などのスキルを身につければ、在宅で稼ぐことも可能です。

スキルが身につくまでやり切ったという証明が自信につながり、人生ハードモードから抜け出すきっかけになります。

この先自分の人生が豊かになるようなスキルを身につけましょう。

3.長所を伸ばす

人生ハードモードから抜け出すなら、短所ではなく長所を伸ばしましょう。

短所を直すことに時間をかけるより、自分の長所を伸ばしたほうが短時間で伸びるので効率が良いです。

長所を活かせる職場や環境が必ずあります。短所ばかりが目立ってしまう環境にいることが、ハードモードになっている原因かもしれません。

自分の長所を伸ばして活かせる場所で活躍できれば、人生がイージーモードになっていくでしょう。

人生ハードモードから抜け出して楽しい人生を送りましょう

人生ハードモードは、これからの生き方次第で変えていけます。生まれた環境や自分ではどうしようもできない出来事で悩むのはやめて、自分の行動で変えていけるものに目を向けましょう。

容姿や内面、これから先過ごしていく環境は、自分次第で変えていけます。スキルを身につけたり、自分の長所を磨いたり、できることはたくさんあります。

人生がハードモードになってしまう原因を見極めて、改善できればこれからの人生は楽しい日々が待っているはずです。

「自分の人生は終わっている」と諦めずに、抜け出すことを最優先に考えて、少しずつでも行動に移していきましょう。